RCの電波は法律で決められています。
電波は、放送用をはじめ、救急用や警察用さらに軍事用など、通信の手段として重要な役目を持っており、幅広く使用されています。これらの電波が乱され、通信が妨げられるようなことになれば大きな混乱が生じてしまいます。そのため法律によって電波を使える資格や目的によって使う電波の種類(周波数)が決められています。
27MHz(メガヘルツ)帯の電波は、おもちゃのラジコンやトランシーバーにも使われています。
40MHz帯、72MHz帯の電波はRCモデル専用で、車や船など地上用と飛行機、ヘリコプターなどの上空用に分けられています。
2.4GHzは、2.4~2.5GHz付近までの広帯域にわたって周波数を利用します。この周波数帯はRC専用ではなく、無線LANやブルートゥースなどの機器でも利用されています。
地上・水上用(車・船など)
上空用(飛行機・ヘリコプターなど)
2.4GHz
一般用 27MHz
RC専用 40MHz
RC専用 40MHz
RC専用 72MHz
バンド
送信周波数
バンド
送信周波数
バンド
送信周波数
バンド
送信周波数
01
26.975 MHz
61
40.610 MHz
77
40.770 MHz
17
72.130 MHz
02
26.995 MHz
63
40.630 MHz
79
40.790 MHz
18
72.150 MHz
03
27.025 MHz
65
40.650 MHz
81
40.810 MHz
19
72.170 MHz
04
27.045 MHz
67
40.670 MHz
83
40.830 MHz
20
72.190 MHz
05
27.075 MHz
69
40.690 MHz
85
40.850 MHz
21
72.210 MHz
06
27.095 MHz
71
40.710 MHz
50
72.790 MHz
07
27.125 MHz
73
40.730 MHz
51
72.810 MHz
08
27.145 MHz
75
40.750 MHz
52
72.830 MHz
09
27.175 MHz
53
72.850 MHz
10
27.195 MHz
54
72.870 MHz
11
27.225 MHz
12
27.255 MHz
バンドが違えば同時使用が可能
RCモデルに使われる電波は27MHz帯、40MHz帯、72MHz帯、2.4GHz帯の4波に分けられ、さらにそれぞれを細かく分けて使用しています。細かく分けられた区分をバンドと呼び、番号がつけられています。バンドの番号が違えば周波数が違うため、電波の混信がなく、同時にコントロールすることができます。27MHz帯は、以前は1~6バンドに分けられ使用されていたのですが、現在はより細かくわけられ01~12バンドに分けられています。1~6バンドと01~12バンドには周波数が同じだったり、近いものがあるため混信しやすいので一緒に使用しないでください。最近発売された2.4GHz帯は約80バンドの利用ができます。バンド管理が不要で便利ですが、サーキットや飛行場でバインドする際には、近くでバインドをしているドライバーやフライヤーがいないか確認してください。
クリスタルの変更でバンドが変更できます
プロポのバンドを決めているのが送信機と受信機についているクリスタルです。このクリスタルを違うバンド番号のものに変えることで、バンドを変更できます。シンセサイザーモデルは切替だけでバンド変更できます。
送信機用クリスタル(TX)
電波の種類、バンド数
周波数が記載
受信機用クリスタル(RX)
電波の種類、バンド数
周波数が記載
シンセサイザーモジュール
ダイヤルでバンドの
変更が可能
シンセサイザー受信機
ダイヤルでバンドの
変更が可能
クリスタル変更には制限があります。27MHz帯、40MHz帯、72MHz帯のそれぞれの区分けの中だけで入れ替えが可能です。例えば、27MHz帯の01番と10番の変更は可能ですが、01番と61番といった27MHz帯と40MHz帯のクリスタルの変更はできません。
クリスタルの変更は必ずペアで行ってください。クリスタルには送信機用クリスタルと受信機用クリスタルがあり、それぞれ同じバンド番号が表示してあります。クリスタルを変えるとき、片方のクリスタルだけ違う番号のものにしてもコントロールはできません。またメーカーによっても微妙に違うことがあります。必ず使用しているプロポと同じメーカーのクリスタルを送信機用と受信機用のペアで入れ替えてください。
AM用とFM用は種類が違います。プロポには電波信号の送り方の違いでAMプロポとFMプロポがあり、それぞれ専用のクリスタルが使用されています。AMプロポにFMプロポ用のクリスタルを使うことはできません。
上空用モデルの場合は、受信機側クリスタルにシングルコンバージョンとデュアルコンバージョンがありますので注意してください。
バンド確認で混信を防ぎましょう。
RCの電波は空中で約2キロ、地上でも500mも届いてしまうことがあります。近くでRCモデルを動かしている人がいた場合は、必ずそのバンド番号を確認してください。同じバンド番号をならお互いの電波が混信しあってコントロールできなくなる恐れがあります。交互に操縦するか、違うバンドに変更するかして混信を防いでください。
RCの車でも飛行機・船でも同じ電波を使用しているため、モデルの種類が異なってもバンドが同じなら混信してしまします。
AMプロポとFMプロポでもバンドが同じなら混信します。
トランシーバーやおもちゃのRCにも27MHz帯が使われているため混信してしまいます。
電池やバッテリー減ればノーコンになります。
送信機用の電池が減っても、受信機用の電池が減っても、ノーコン(コントロールができない状態)になってしまいます。送信機用はメーターなどで確認できますが、受信機用はメーターがなく確認ができないので注意してください。常に新しい電池を使用してください。また電動RCカーなどで走行用バッテリーを受信機用電源と共有している場合は、バッテリーが減ってスピードが遅くなるとノーコンになる場合があります。早めに走行をやめることが必要です。
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